クリア時間は7時間ぐらいで、8時間ほどでトロフィーも全て獲得できました。
前作のライフイズストレンジをクリアしたならやる価値のあるゲームです。
シリーズ2作目のアドベンチャー
ライフ イズ ストレンジのシリーズ2作目であり、プレイヤーの選択で展開が変化するアドベンチャーです。主人公は前作でも物語の中心人物となっていたクロエで、ライフ イズ ストレンジの3年前の物語になります。
同じ舞台の過去編で、主人公も特殊能力を持たないクロエに変更ということもあり、前作を超えることは難しいと思っていましたが、やはりゲームとしての面白さは前作を下回っていました。しかしゲームから感じられる雰囲気とBGMの良さは健在で、絵のようなグラフィックも前作ほど違和感を感じず、今作もなかなかいい作品だと思います。
ゲーム内容は全3エピソードの物語で、一つのエピソードのプレイ時間は2時間ほどでした。シナリオも前作をプレイしたファン向けで、ボリューム的にも大型のDLCに近い印象でした。
基本システムは前作と同じ
前作が評価の高い作品だっただけに基本的なシステムを変更する必要はなかったものの、時間を巻き戻せる能力がなくなったことで、ストーリーだけでなくゲームプレイにも影響を及ぼし、どこか物足りなくなった印象を受けました。
ライフ イズ ストレンジは多数のオブジェクトがあらゆる場所に配置されているのが特徴で、このオブジェクトを上手く利用してプレイを進行させていく作品でした。前作はこのオブジェクト操作が時間を巻き戻せる能力と組み合わせて面白いギミックを生み出していただけに、今作のゲームプレイはやや単調になっています。
とはいえ主人公のクロエは前作の主人公マックスとは正反対の性格をしており、オブジェクトの扱いにしてもマックスだとやりそうもない使い方をしたりします。オブジェクトを調べたときのリアクションもマックスと異なるもので、こういったキャラの反応を楽しめるかどうかでこのゲームの評価は変わってきそうな気がします。
会話バトルのバックトーク
新要素であるバックトークは制限時間内に正しい選択肢を選ぶ会話戦です。これは数回やれば飽きが回ってくるもので、前作では時間を巻き戻せる能力で解決していたのに比べると面白みはありません。
主人公がクロエらしいシステムですが、制限時間付きでやり直しもきかないにも関わらずあまり緊張感も感じませんでした。過去編ということもあり、斬新なシステムを考え実装するのも難しかったのかもしれませんが、時間を巻き戻して得られるゲーム体験の代わりになるほどのものではなかったです。
細かい変更点,やりこみ要素など
PS4版の環境だと決定ボタンが☓でキャンセルボタンが〇になり、前作とは逆になっています。オプションなどから変更もできず、慣れるまでは操作ミスも起きました。また字幕が変なところで改行がはいり、少し可読性が悪くなったのも残念でした。
他はクロエの服装を変更でき、ちょっとした気分転換になるのと、収集要素であった写真撮影が落書きになっていました。落書きは前作の写真撮影と同じく、トロフィーの獲得条件であり、取りこぼしてもエピソードからすぐに回収できる親切設計です。
評価
6 / 10
最後までプレイしてみるとエンディングの後味の悪さや切なさが好きです。しかしゲームとしては普通のアドベンチャーだと思いました。前作のライフ イズ ストレンジをプレイ済みでかつ思い入れがある人向けの作品です。