PS4のEND OF ETERNITYをプレイしました。クリア時間はミッションを一通りこなして約33時間です。PS3版をトロコンしたときは約74時間で闘技場をやりこむのに時間がかかると思います。
リマスターされた銃撃多重奏RPG
2010年にPS3とXBOX360で発売された作品のリマスター版で、開発はヴァルキリープロファイルやスターオーシャンで有名なトライエースです。銃をメインとした戦闘システムとマップやカスタマイズにも独自の要素が多数盛り込まれと多くを語らずテンポよくストーリーで他のRPGにはない魅力を持ったいい作品です。
オリジナリティあるトライ・アタック・バトル
パーティメンバーは基本3人固定で、銃撃多重奏RPGというだけあって、派手で迫力のあるかっこいい戦闘が繰り広げられます。銃を使った戦闘ですが、ターン制でエイムや反応速度は必要なく、あまり操作は難しくありません。
戦闘システムはやや複雑で、理解しにくいかもしれません。よくわからなければ、とりあえず走りながら攻撃(インビジブルアクション)し、マシンガンで削り(スクラッチダメージ)、ハンドガンやグレネードでダメージを確定させる(ダイレクトダメージ)ことだけ、覚えておけば段々と慣れてきます。ボスなどの強敵は難しいですが、少額のお金を使ってすぐにリトライでき、攻撃順や配置など試行錯誤してなんとか撃破できたときが楽しいです。
銃も衣装もカスタマイズ可能
今では目新しい要素ではないですが、キャラクターの見た目を変えることができる衣装がたくさん用意されており、気分や好みによって好きなように変更してプレイすると楽しめると思います。
銃のカスタマイズに関しては、プレイ画面には反映さず、ありえないような形の銃をパズル感覚で作成することができ、あまり深く考えずにどんどん装着していくだけでもそれなりに強い銃が作成でき、使いたいパーツの大きさや種類によって細かく考えるのも面白みがあります。
開拓していく多階層なマップ
本作はバーゼルという機械的で縦に長い塔が舞台になっており、ゲームの世界観からバベルの塔がモチーフになっているのかもしれません。塔であることからフィールドマップは多階層になっており、ヘキサというマスで区切られ、エナジー・ヘキサを使用して道を作っていきます。見た目も移動も簡素に見えますが、エナジー・ヘキサでマップをパズルのように埋めていくのが意外と面白く、いいアイテムも入手できることもあって、エナジー・ヘキサが溜まってくるとマップを埋めるのがプレイしていくうちに楽しみになってきました。
評価
9 / 10
10年前に発売された作品ですが、独創性のある要素がたくさんあるゲームなのであまり古臭さは感じませんでした。不親切な点もあり、好き嫌い別れると思いますが、他のRPGにない体験ができる作品で、今でも続編が出たらプレイしてみたいと思う良作でした。