ロストジャッジメント本編のクリア時間は40時間程で、トロコンするのに70時間程かかりました。
DLCの追加ストーリーは7時間ぐらいです。
JUDGE EYESの続編
木村拓哉主演のジャッジアイズの続編です。ストーリーは前作とは繋がりはありませんが、多くのキャラが続投しており、前作をプレイしていないと分かりにくい箇所もあったので先にジャッジアイズをプレイした方がいいと思います。
ストーリーはあまりゲームには採用されない自殺、痴漢、イジメなど重いテーマを取り扱っており、人によって好みが別れそうな話でしたが、ドラマのような演出と先が見たくなる展開はよくできています。
ゲーム部分は続編らしく前作をベースに追加要素や改善された点もたくさんあり、ボリュームも内容も満足いくものでした。
前作を超えたのか
ストーリーは前作の方が好きでしたが、ゲームとしての完成度は今作の方が圧倒的に高いと感じました。まず龍が如く7と同じ舞台の横浜マップが採用され、学校とユースドラマの追加によって全体的なボリュームが底上げされており、スマホからタクシーを呼び出せたり、スケボーに乗ることができるなど広いマップでも移動が快適になっています。
戦闘は前作と同じく一閃と円舞、新スタイルの流、DLCの拳威を含めて4つのバトルスタイルが使用できるようになったので飽きにくくバランスも良くなっています。また致命傷システムがなくなり、ボス以外でもspを多く貰えるようになるなど細かい所も改善されていました。
探偵要素はアンチャーテッドに似たような掴んで上り降りすようなアスレチックアクションや気づかれないように動くスティールアクションなどが新しく実装されており、これは他のゲームでもよくあるようなアクションなので新鮮味は無く、新しくガジェットを使った調査も数が多く飽きが回ってきますがこのゲームではあまり重要な問題では無いような気がします。
ユースドラマとサイドストーリー
本編とは別にユースドラマをストーリーの合間やクリア後にでも遊ぶことができます。学校の部活をミニゲームにした感じですが、それぞれストーリー付きで種類も多く、クリアしていくうちに一つの事件に繋がっていく構成が面白いです。ミニゲーム自体の難易度はどれも難しくはありませんが、ロボット部はコツを掴むのに苦戦し、暴走族は長すぎる印象でしたがどれも一定レベルの面白さはあり、よくできています。
従来のサイドケースも、よくある戦闘やお使いをして終わるのではなく、多彩なストーリーがあり、調査アクションやミニゲームなどを上手く組み込んで似たようなサイドケースにならないよう工夫されていと思います。
全てやり尽くすとかなりの時間遊べるボリュームであり、先に進めたくなるメインストーリーとどっちをやるか迷わせるほどの面白さでした。
DLC 海藤正治の事件簿
海藤が主人公の追加ストーリーは本編と同じように事件を調査していく流れですが、アクションが八神とは異なったものになっているので本編とは違った感覚でプレイできました。
戦闘はカチコミとテッパンの2種類のスタイルで、カチコミは使いやすいオーソドックスな戦闘スタイルで、テッパンは落ちているオブジェクトを拾って自動で攻撃できる特徴があります。基本的にはカチコミで戦いましたが、拾えるオブジェクトがあるとテッパンに切り替えて暴れるような戦闘が楽しく、龍が如く0と極の桐生のチンピラと壊し屋のスタイルに近く懐かしかったです。
調査アクションはワイルドセンスという目を使う海藤アイ、鼻の海藤ノーズ、耳の海藤イヤーの3種でサーチしていき、街中の猫や看板などをサーチしてアイテムやスキルを手に入れたりする収集要素に使用します。ストーリー中にも使用する機会が多く、簡単なヒントがあるもののやや分かりにくく単調になりがちで、本編のリス探しと同じく面倒になり、もっと数を減らしてもいいぐらいだと感じました。
横浜に移動することはできず、サイドケースなどはありませんが7時間ぐらい遊べて、杉浦や東でも作って欲しいと思うほどボリュームとストーリーには満足いくものでした。価格は3000円(税込み3300円)で内容からするとやや高めかもしれませんが、これを購入するなら4000円(税込み4400円)のシーズンパスを購入した方が本編も楽しめていいんじゃないかと思います。
評価
9 / 10
ジャッジアイズの続編ということで良くも悪くも期待を裏切らない面白さでした。前作と比べると戦闘が格段に面白くなっており、本編とユースドラマとDLCを合わせるとボリューム面で満足度が高い作品で、次回作が出たらまたじっくりプレイしたいと思えるゲームでした。