龍が如く 7 レビュー

ゲームレビュー

PS4版龍が如く7をクリアしました。難易度はNORAMLでクリア時間は38時間ぐらいです。トロフィーコンプリートには78時間ぐらいかかりました。

主人公変更し、PRGとなった龍が如く

今作から主人公が春日一番になり、ジャンルもアクションからコマンドRPGになりました。ドラクエのようにターン制バトルで、転職システムにより選んだ職業によって使える技が違ったりします。人間力というパラメーターで特定のキャラと会話が進行できるようになるのは、ペルソナっぽい要素もあります。
2回目のプレイということもあり、序盤はそれほど面白くないと思っていましたが、7時間ほどプレイしたあたりで、パーティメンバーも増え、転職やバイトなどやれることが多くなり、装備も整えることができ、RPGらしく面白くなってくるにはやや時間がかかるかもしれません。

わかりやすくシンプルなコマンドバトル

バトルはよくあるコマンドRPGで、複雑な操作もほとんどなく、覚えることも少ないので、RPGあまりやらない人でも、とっつきやすいと思います。特徴は攻撃するときに、落ちている物を自動で拾って攻撃するぐらいで、ヒートアクションも無くなったので、龍が如くらしさは残っているものの、RPGをよくやる人は普通のコマンドRPGに感じるかもしれません。
気になったのは、戦闘中にキャラの位置がよく動くので、範囲攻撃が当てにくく、意図せず敵と距離ができ、攻撃コマンドを決定してから接近して攻撃するので時間がかかることです。壁や段差に引っかかるような挙動もあるので、後半は全体攻撃ばかり使ってプレイしました。

豊富なやりこみ要素

舞台は横浜がメインで神室町と蒼天堀と合わせて3つです。新マップの横浜は、広大で店やプレイスポットもたくさんあり、RPGと相性が良いと思います。いつものミニゲームに加え、ドラゴンカート、缶拾い、会社経営など、多すぎるとやらなくなるので、ちょうどいいボリュームでした。これらのミニゲームはキャラの育成や装備に関わり、メインストーリークリア後もやることがたくさんあるのがこのゲームのいいところです。クリア後は難易度の高いファイナルミレニアムタワーが解放され、レベル上げ、武器の強化、金策、収集要素などやりこむとかなりの時間遊べます。

評価

8 /10

最初は主人公変更とRPGになるのは嫌でしたが、プレイしてみると前作の龍が如く6よりシナリオもよく、ボリュームがあり、いい作品だと思いました。個人的には桐生が主人公でアクションの方が好きですが、従来の龍が如くに飽きてきている人は気に入るかもしれません。戦闘のテンポの悪く時間がかかるのと、データを引き継いで周回するのが有料DLCになってしまったのが残念ですが、過去作のキャラも登場するので、シリーズファンも楽しめると思います。